避妊の選択肢

コンドーム

男性用コンドームは陰茎に装着する薄いカバーです。女性用コンドームは膣の中に装着します。コンドームは、セックス中に陰茎から出てくる精子をコンドーム内に留めます。

殺精子剤

殺精子剤の形状は、ジェル、フォーム、クリーム、タブレット、またはスポンジです。スポンジ剤には殺精子特性に加えてバリア特性もあります。精子を殺すために性交前に膣に入れます。

ペッサリーと子宮頸管キャップ

ペッサーリーは、精子が子宮に入らないようにする丸いゴム製のカップです。子宮頸管キャップはよく似ていますが、さらに小型です。殺精子剤を塗布することもできます。

子宮内避妊器具（IUD）

IUDは医師によって子宮内に留置される小さなデバイスです。必要に応じて数ヵ月あるいは数年留置しておくことができます。

ピル

経口避妊薬は毎日服用します。毎月の排卵を止めるホルモン剤を含んでいます。

その他のホルモン剤

卵巣からの毎月の排卵を止めるホルモン剤は別の方法でも摂取することができます。これらには、注射、インプラント、パッチ、または膣リングが含まれます。

その他の選択肢

その他の避妊方法は次のとおりです：

• 男性の不妊手術（精管切除）。これは、精巣の管（輸精管）を縛ったり切ったりする手術です。ペニスから放出される精液に精子が含まれなくなります。

• 女性の不妊手術。卵管を塞いだり切ったりする手術です。女性の不妊手術は、腹部から卵管を塞いだり、卵管の一部または全部を切除したりします（腹腔鏡手術）。帝王切開中に行うことも可能です。

• 膣外射精。射精前に膣からペニスを引き抜きます。ただし、この方法は失敗率が高くなります。失敗率は 22～28% の範囲です。

• 標準日避妊法。これは卵巣と子宮を持つ女性が妊娠可能日の記録をつける方法です。妊娠する可能性が低いときにのみ性交します。生理不順の女性には難しい方法です。

緊急避妊（EC）

緊急避妊は、無防備な性交後の妊娠を防ぐのに役立ちます。ホルモン剤（緊急避妊薬）は市販品を購入できます。モーニングアフターピル（事後ピル）ともしても知られています。ECの二つ目のタイプは銅付加IUDです。これは訓練を受けた医師が挿入する必要があります。どちらのタイプの緊急避妊法も性交後5日まで有効です。できるだけ早く使用するようにします。性交の後の使用が早ければ早いほど、その分効果が高くなります。すでに妊娠している場合、緊急避妊法は効果はありません。

考慮事項

次のことを考えてください：

• 自分にあった使いやすい避妊法を選択してください。

• 正しい避妊方法を学んでください。パッケージの説明書きをよく読みます。医師の指示に従ってください。

• 避妊方法のほとんどが性感染症（STI）の予防にはなりません。性感染症を予防するには、常にラテックスコンドームを使用してください。ラテックスにアレルギーがある場合は、ラテックス製ではないコンドームでもある程度の保護が得られる場合があります。