黄疸の兆候
黄疸は、ビリルビンの蓄積により皮膚が黄色がかった色に変色することを表す用語です。新生児期はほとんどの場合肝臓がまだ未熟で、身体がビリルビンを除去できないときに一時的に起こる状態です。ビリルビンは赤血球に含まれる物質です。出生後に赤血球が正常に分解されると、ビリルビンが蓄積する可能性があります。ビリルビンのレベルが高くなりすぎると、赤ちゃんの発達中の脳や神経系に危険を及ぼす可能性があります。そのため、黄疸の兆候がある赤ちゃんは検査を受けて、ビリルビンの蓄積量が危険レベルに達していないことを確認することが重要です。赤ちゃんの成長のこの段階では、肝臓が未熟である事自体は正常です。体内からのビリルビンの除去はすぐに始まります。新生児のほぼ半数に、皮膚や目が黄色くなるなど、黄疸の兆候が見られます。
注意すべき点
赤ちゃんに黄疸があると、皮膚や白目が黄色くなります。赤ちゃんの額を指で数秒間軽く押してから放します。こうすることで、赤ちゃんの肌の色の下の黄色が見やすくなります。通常、黄疸は生後3~4日で現れます。未熟児は特に危険にさらされています。
対応
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頻繁な授乳は黄疸の治療に役立ちます。 |
黄疸の兆候が見られた場合は、必ず赤ちゃんの担当医師に連絡してください。場合によっては重症になり、赤ちゃんの健康を脅かす可能性があります。医師の推奨対応策:
医療機関に連絡するタイミング
以下の症状が現れた場合は、赤ちゃんの担当医師に連絡してください:
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赤ちゃんの母乳摂取量が減った。
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眠たい時間が増え、起きている時間が短くなった。
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赤ちゃんの体温が38°C(100.4°F)、あるいは医師に示された体温を超えている
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オムツが濡れることが少なくなった。
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赤ちゃんが泣いていて落ち着かない。
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赤ちゃんの肌が黄色がかっていたり、白目が黄色くなっている。
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赤ちゃんはすでに黄疸で医師の診察を受けている。しかし現在黄色い色がおへその下に移動している。黄疸は通常、レベルが上昇するにつれて頭からつま先まで移動します。
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